プロローグ

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みんなの笑い声が聞こえた。 沈みながら、空気が音を立てて逃げていくのが分かった。 ーー死ぬかもしれない、 そう思った瞬間、見開いた目に映ったのは、私自身が吐いて作ったバブルリングだった。 その(リング)の中に太陽が浮かんでて、解き放たれた私を、蔑んだように見ていた。 太陽が、笑っているように見えたのーーー
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