はじまり

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僕「勇者の剣って、やっぱり重かったよ。」 友「まだ勇者一行は町にいるのか?」 僕「うん。剣と鎧を鍛え直すのに時間かかるんだって。」 友「そういえばお前の家、鍛冶屋だったか。で、持てたのか?」 僕「うん。勇者から触ってみるかって言われてね。魔法を使って、ちょっとしか浮かせられなかったよ。」 友「横に置いた状態でか?」 僕「うん。すごく重かったよ。」 友「そっか。剣以外の武器はどうだ?」 僕「うーん。勇者は伝説の剣一本しか持ってないよ。でもたまに戦士のお兄ちゃんから武器を借りることはあるんだって。」 友「成る程。お前はどうなんだ?」 僕「剣以外は触った程度しかないよ。」 友「じゃあ、他の武器で特訓してもいいな!」 僕「なんか、楽しそうだね……。」 友「では早速斧を装備しろ!俺が出す魔法を縦から真っ二つだ!いくぞぉ!!」
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