1人が本棚に入れています
本棚に追加
僕「勇者は、モテモテだよね……」
友「ぶっ。な、なにを言うかと……」
僕「だって、夜の居酒屋で綺麗なお姉さんたちに囲まれて、腕組んで、みんなを喜ばせるような言葉をかけて、そんな勇者も楽しそうで……。」
友「待て。」
僕「え?」
友「いいから待て。」
僕「うん。」
友「それで、お前はどうしたい?」
僕「うん?」
友「いや、だから、その、だな……。」
僕「勇者は」
友「待て!」
僕「うん!」
「「………」」
友「その、勇者と同じ場所に行くのか?」
僕「え?うーん…。」
友「もういい!いいから特訓!」
僕「待ってよ!その、僕……あれには、少し怖い気がして……勇者になったら、ああなるのはちょっと………。」
友「…………いくぞ!」
僕「あわわわわわ!待って!待ってよ!」
友「うるさい!モテモテよりも戦いを怖がれよ!勇者なんだから愛されて当たり前だろ!勇者をなめんなぁ!」
最初のコメントを投稿しよう!