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勇者「あの2人は…。」
魔王を倒した勇者は休む暇もなく再び旅に出た。自分の他に、帰ってこない勇者一行を探しに。
噂ではもういないと聞いた。
またある噂では生きているとも聞いた。
またある噂では、亡霊になりながらも旅を続けているとも聞いた。
暖かい魔法が使える少年の魔法は、世界を安らぎに満たし、魔王の邪気をはね除けた。その少年の不思議な力だ。奇跡を起こしても不思議ではない。
今、目の前で互いを支え合ってゆっくり向かってくる2人が、あの少年と魔物かもしれない。
勇者は走った。その2人が誰にしろ、ただ救うために…。
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