はじまり

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僕「じゃーん!」 友「なんだ、それは?」 僕「これね。冒険の途中で見つけた宝石なんだって!魔法でキラキラ光るんだよ!」 友「へぇ。見た目ただの白い石だが、魔法で……おぉ!光った!キラキラが出た!凄いな!勇者から貰ったのか?」 僕「ううん。魔法使いの女の子から!」 友「あ゛?」 僕「え?」 「「………。」」 僕「………いる?」 友「違う!あ、いや……その………魔法使いの女の子とは、仲がいいのか?」 僕「うん?うーん、よく一緒に食事したことがあるくらいかな?あ、あとここに来る前、魔法の練習に付き合ったよ?」 友「お前。その子は大事か?」 僕「う、うん。でも、僕よりとても強くなってるよ?僕が守るよりも守られそうなんだけど。」 友「いいか!勇者はな、みんなを守るんだぞ!みんなを!いつまでも守られる側で悔しくないのか!悔しいのなら特訓!特訓だ!大事なものを守れないようじゃ、勇者失格だからな!」 僕「う、うん!ところで宝石は!?」 友「お前が大事に持ってろコンチクショー!!」
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