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妄想SS小説【ある日ふたりが出逢いました】
☆part② 《イヤよダメよもエロのうち?》☆
ここはフラワーショップ二階。
まるで洗練されたカフェの如く、モダンな店内を進んでゆくと、ドアを挟んで二階へとつづく階段が存在する。それを上がれば女性が暮らす住居となっているのだ。
女性「やーん、ごめんなさいねえ¥(//∇//)¥ 散らかっているでしょう、あまり見ないでえ///」
伊織「いえ……とても綺麗な部屋ですよ。きちんと片づいていて、素敵な女性は部屋も綺麗なんだなって、僕は今すごくドキドキしています」
この界隈に生息する女性には飽きたと、そう辟易口にしていた者から発せられる内容だとは、とてもではないが思えなかった。
さすが伊織は、女性を恋する躯と変える、爛れたドンファンと浮名を流すだけあ――
女性「きゃあーん¥(//∇//)¥ もう女の子を喜ばせるのが、とっても巧いんだからあ♪ そうだ、私ったら自己紹介もしないで。ゴメンなさい、私『美愛』っていうの。あなたは?」
伊織「僕は伊織です、美愛さん」
美愛「伊織様~¥(//∇//)¥ じゃあ伊織よろしくね♪ 私着替えを持ってくるから、ソファにでも腰かけて待ってて」
そう言うと、美愛は軽い足取りで、奥の部屋へと消えていった。
(ふう……まいったなあ。何であんなに無防備なの? 見知らぬ男を部屋に上げちゃうなんて)
伊織の頬が心なしか紅に染まる。
伊織「美愛……さん。可愛いひとだな」
そうつぶやくと、伊織はひとつため息をついて空を仰ぎ見た。
美愛「やーん、ぴったりですう¥(//∇//)¥ ちょっとぴったり過ぎて、伊織のセンターポジションが膨らんでるけど、私しかいないから大丈夫よ¥(//∇//)¥」
伊織「有り難うございます。よくこんな男物のスウェットとか、持ってたんですね。もしかしてコレって……美愛さんの彼氏のとか?」
美愛「やだあ~ちがうわよ。それは私の曾曾曾曾おじい様のモノよ¥(//∇//)¥ だからそんな心配なんてしないで――……って、やだ私ったら何言ってるのかしら。
そうだ伊織。良かったらお風呂に入ってゆけば? 大切なJrが風邪引いちゃうといけないし。そのあいだに私、夕飯の支度をしておくわ」
伊織「そんなにも僕、美愛さんに甘えてしまってもいいのかな。でも嬉しいな」
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