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美愛「きゃーん伊織様¥(//∇//)¥ もっと甘えてえ~/// それから『ねえ。笑って。』おねが~い♪」
伊織「ふふふ。ほんとうに美愛さんは、愛らしいひとですね。じゃあお言葉に甘えちゃおうかな」
伊織が好意を受けると、彼女は嬉しそうにバスルームに準備へと向かった。
(ダメだ……この気持ち……気づいちゃいけない。けど、もう……)
まるで花から花へと舞い飛ぶ蝶のように、軽やかな美愛の足取りと背中を見つめる伊織。彼は己の裡に芽生えた甘味なる恋心を、認めざるを得なくなってしまう。
もう女になど振りまわされるのは御免だ――そう誓ったそばで、すでに信念など愛らしい彼女のまえでは、無に帰すほかはなかったのだ。
伊織「とても美味しいですよ。美愛さんは、料理が上手なんですね」
美愛「うふふ、そう? ありがとう。伊織のために腕を振るったの。たくさん食べて、いっぱい精をつけてね¥(//∇//)¥」
伊織「それって……僕を誘っているんですか? だったら僕、遠慮はしませんよ」
美愛「きゃあーん伊織様¥(//∇//)¥ そんな初めて逢ったばかりで……いやん/// でも……たくさん愛してねえ¥(//∇//)¥」
彼女の口から「いっぱいイジメてくれると感じちゃう///」などと、とんでもない言の葉が飛び出した。彼女は巷で言う処の『ドM'』なのであろうか。
ともあれ伊織と美愛は食事を済ませると、彼女の趣味が高じて築きあげられた秘密の部屋、『ペナルティールーム』へと、美愛は伊織の手を導いたのであった。
伊織「へえ。美愛さんは趣味がいいんですね。こんな部屋をふたつもつくってしまうなんて」
美愛「そうかな。うふふ、ありがとう伊織¥(//∇//)¥ 今ね、少し離れた場所に『ペナルティースクール』を建設中なの。そこに通う生徒は、みんな私を満足させてくれるのよ¥(//∇//)¥」
伊織「それは僕を、嫉妬させようとしてるのかな。美愛さんはわるい娘だな。ふふふ、たくさんイジメてあげるから、愉しみにしておいで」
美愛「きゃあーん伊織様¥(//∇//)¥」
かくして、彼らのひと夜は深まってゆくのであった―――
次回 《やっぱり最後はメイクLOVE》 どうぞお楽しみに!!
美愛「とうとう私、伊織様のものに……¥(//∇//)¥」
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