必要悪

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   全身に震えが走り続ける 体が硬直してうまく動かせない母親は四つん這いになりながらやっとの思いでスマホを手に取り救急車を呼ぶ その声は恐怖で震え、カチカチと歯がぶつかっている 子供はボーッとそんな母親を見つめていた。 「お母さん…?」     そして、数分の時が流れ… 救急車はやってきた。 ドアの横にある呼び出しボタンを押しても音がならないのでドアをノックする救急隊員 しかしなんの応答もなかった 隊員の一人が救急車に戻り本部に対応の指示を請おうとすると警察がやってくる。 緊急だからとドアノブを破壊し部屋の中に入り込む警官と救急隊員。
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