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「おう、何か食いたいのとかはあるのか?」
「旦那――と言うのは冗談ですよはい旦那怖い顔しないで怖い!!」
自分でも随分とこいつの馬鹿な発言に馴れてきたものである、嬉しいってより悲しい気持ちしかないなまったく。
「んで、何かあるの?」
「油淋鶏とかですかねえ」
中華料理か……意外な所を来たな。 ああでも料理は事前に勉強したとか言ってたなそういえば。
「おう、それじゃあ適当な所探すか、こんだけデカいしレストラン街に行けばあるだろ」
「了解でさあ旦那ァ!!」
パーカーのフードを被ったままこちらに軽く敬礼してご機嫌そうに歩いていくリーニャ。 腹が減っても元気なのだから、獣人ってバイタリティ高いよなあ……
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