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アネモネ「……お返しにお前の紹介をしてやるとしよう。
ラハルは、種族は人狼の少年だ。年は五十歳。五十歳の少年って……」
ラハル「人狼は長寿なんだよ! そんなゴミを見るような目で見なくても……イイけどさ!」
アネモネ「この通り、ドマゾだ。そして、変態を極めている。見た目は人狼の時は狼を獣人化したような見た目だな。
人狼は魔力をある程度失うと、人狼の姿を保っていられなくなる。それで、人間みたいな姿になってしまう。
……正直、かっこ可愛い。
切れ長の瞳に赤みがかった髪と光る八重歯。それだけみるとただのイケメンなのだが、頭にちょこんと生えている耳と、腰の辺りに生えているモフモフの尾が本当に可愛い。モフりたい」
ラハル「アネモネ。嬉しいけど、無言で尻尾をモフモフするのやめて。目が俺より獣っぽくなってる」
アネモネ「おっと……すまない、話が脱線してしまったな。
ラハルは昔、父をエリカに殺された。そして、親友の鳥だったルークもなんだかんだいってエリカに殺された。それ故、エリカに復讐を誓って、私と旅をすることになる。
しかし、後にエリカはある組織に操られていただけだと知り、その復讐の矛先は組織へと向けられた」
ラハル「正直、まだエリカを憎いと思ってる。けど、操られていたなら仕方ない。そう割り切ってやってるんだ」
アネモネ「……お前も大変だな。応援することしか出来ないが……頑張れよ」
ラハル「アネモネが……! デレタァァァ」
アネモネ「……お前黙ってれば普通にイケメンなのに……気持ち悪いな」
ラハル「痛っ! 踏みつけられるって……イイね!」
アネモネ「まあ、こんか気持ち悪いやつなんだが、やる時はやるやつだ。戦闘能力は、人狼の時はエリカの攻撃を凌げるぐらいは動ける。なかなか強いな」
ラハル「当然! 人狼だからね!」
アネモネ「踏みつけられながら言うセリフではないと思うが……」
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