プロローグ

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空は快晴! 絶好の冒険日和だ!! 「ここがサモンゲートか……」 俺の目の前に広がっていたのは大量の蔦植物と枝葉を広げて天を貫くように伸びた巨大な大木だった。 風化した遺跡は地震でも来たら一発で崩壊しそうだ。 遺跡の上部は植物に侵食されている。 だが、恐らく遺跡の心臓部はここではない。一通り調べてみたが目ぼしいものはなかった。 「………………」 俺は大地に手を置いて魔力の残り香を探る。 「へ……。やっぱりここの心臓は下だな」 だが、かなり深い。 地下何メートルになるんだ。 それに調べてみたが入り口らしいものはなかった。恐らくは塞がれている。 だが、気にするなかれ。
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