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次の日の班長会議。研究室にて。
「ヨコシマが危惧した通り、」
寝不足気味のミヤが切り出す。
「キイズの姫が、宮家からのイベントごとに引っ張り出されることになりました」
昨夜、ある程度ミヤからきかされていた話。
「やっぱりねー」
一同肯定。
「そもそも、りら詩集なんて出すから」
え?りらししゅう?
リーナはミヤギを見る。
「宮様が昔キレて、戸籍に姫の名前殴り書きしたって聞いたことあるよ」
は?
リーナはツガモを見る。
「候補の話も、でてるんでしょ?」
リーナはヨコシマを見る。
弱っているミヤに、一斉攻撃。
「あー、とりあえず、喫緊のイベントは夏祭りになります」
軽く全員の攻撃を無視する。
話題を夏祭りに移す。
「夏祭りいーなあー、俺らは留守番」
ツガモが愚痴る。
「宴席で花火見物ならいいんじゃない?」
ミヤギは姫の味方。
ヨコシマは先生とぼそぼそ話し込んでる。
夏祭り。8月の終わり。
不謹慎だけど、ちょっと楽しみ。
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