TK=Traveling of the King(王の遊行)

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研究室の打ち合わせスペースに夏祭りの概要と詳細が張り出されている。 いかん、顔がニヤける。 「姫、ご機嫌ですね」 ヨコシマがすぐ気づく。 ほら、すぐばれた。 リーナはうふふ、と笑う。 「何かいいこと、あったんですか?」 ツガモが尋ねる。 「宮様と素敵なこと、あったんでしょ」 ミヤギが嬉しそう。 「ううん、ミヤじゃないよ」 うふふ。 3人を見てるだけで、ちょーたーのしーぃ。 「ごめんね、気にしないで。」 うふふ。 いかんいかん。 「えっと、3人にお願いがあります。」 「そんなに悪い話じゃないんだけど、夏祭りの花火の時に、立ち入り禁止区域内の警備をお願いしたいの」 「ちゃんと花火も見えるし、場所もいいとこなんだよ」 「美味しいものもあるし」 「まあ、嫌だったら、将族にお願いするんだけど」 「ど?」 3人を見る。 ヨコシマがミヤギをちらっと見る。 ミヤギがツガモをちらっと見る。 ツガモは即答。 「オレ、ヒマだし、いいっすよ」 いかんいかん。気になる。 「ありがとう。二人は?」 二人もOKという事で、お願いすることになった。 「場所は、もちろん」 ヨコシマが確認する。 「お二人の近くですよね」 「よろしくお願いしますね」
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