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そう、出会いは、仕事帰りのゴミ捨て場だった。
私の名前は、浅沼慶子。26歳の漫画家を目指してるものだ。
この日も、いつもと同じコンビニへ行って帰ってる最中の事だった。
ミャー、ミャー、ミャー。
どこからか、猫の鳴き声がする。
近くには、ゴミ捨て場。
ガサッゴソッ。
ダンボールが、動く。
そして、ミャー、ミャー、ミャーという声。
(まさか!)と思い、ガムテープが貼られた、ダンボールを開けると、鳴き声の主、黒い猫が必死に外に出ようとしていた。
(誰がこんな!)という怒りがあったが、可愛い子猫をみたら、仕事の疲れさえ癒されていくのが、分かった。
(捨て猫なんだから、拾って帰っても、大丈夫だよね?)と、周りを気にしながら、子猫をだき抱えた。
ミャー、ミャー、ミャー。
見たところ、生まれて間もないまま捨てられてったっぽい。それに、凄い汚れている。
お腹、空いてるのかな?
早く帰って、ミルクでもあげなきゃ。
私は、子猫を抱え、帰宅を急いだ。
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