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そんな毎日がずっと続くと思っていた。
けれど。
小学6年生の夏。
わたしの両親が離婚する事になり、わたしは母に連れられ引っ越すことになった。
「お父さんとお母さんは、別々に暮らすことにしたの。
お母さん、隣の県でお仕事が決まったから七海もお母さんと一緒に行こうね…ごめんね…ごめんね…」
泣きながらお母さんに抱きしめられ、わたしは
「うん。お母さん、だいじょーぶだよ。」
そう答えることしかできなかった。
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