シオくんとわたし。〜加虐性愛〜

2ヶ月前②

ーーー7月下旬。

お父さんの家に引っ越して3日が経った。

お父さんは仕事でほとんど家にいないので、今まで週に1度ハウスキーピングの人に家事を頼んでいたらしい。

わたしはお母さんと2人暮らしで家事は慣れているし、わたしをこの家にまた迎え入れてくれたお父さんの役に少しでも立ちたいと思い、家事は出来る範囲でわたしがすることにした。

お父さんは朝は早く、夜も日付が変わるか変わらないか位の時間に帰ってくる。
週末でも、会社に泊まり込む事もしょっちゅうらしい。

家は好きに使ってくれて構わないと言われたので、そうさせてもらうことした。

今日の晩ご飯はお母さんの好きだった肉じゃがを作り、仏壇に供えた。

お父さんは夜ご飯は基本的に要らないとの事なので、わたしは洗い物をしてお風呂に入り自分の部屋に戻る。

引っ越してきてから3日間、わたしの日課はシオくんの観察をすることだった。

…覗きなんて悪趣味だよね。

でも夏だからっていって、い！朝から晩までカーテンなしで網戸一つで過ごすのってどうかと思う…。

思わず、気になって覗いちゃう。