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「叶内さん、休憩中に何か意見は浮かびましたか?」
私はこの中でも一番面識のある叶内さんに助け舟を送る。
「特に何も思い浮かびません」
が、即、沈没。
少しは考えてくれません?
即答って……。
とゆうか、このチームの人達は何しに仕事に来てるんだろう。
河合さんは私の話すら聞く気も無さそうだし、誰も喋ってくれないし……。
「明日までには皆さん何か良い案を考えてきて下さいね。お疲れ様でした」
明日までに何か考えてきてくれるのだろうか。
終業のチャイムを確認した私が解散の声を掛けると、やっぱり速攻帰ってくし。
「鈴宮さん」
呆然としているところに同じチームの男子が話し掛けてきた。
もしかして今度こそ仕事の質問?
「どうしました?牧野さん」
私は期待から笑顔で返す。
「君は地方から引き抜かれて来たんだよな?」
「そうですけど、それがどうかしました?」
「だからかぁ」
そう言うと彼は呆れたような表情を浮かべる。
え?どうしたの?
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