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何がなんだか頭は混乱したままで、圭太が果ててしまった後も優香はしばらく放心状態だった。 圭太はとても強引で、けれども決して無理強いはしなかった。 一つ一つ、優香の気持ちを確かめるように彼女を抱いた。圭太の優しさが伝わって来るような、そんなセックスだった。 昨晩の惨めな気持ちが少し救われたのは確かだ。 二人でベッドの上でじっとしていると、不意に優香のお腹がぐうぅと鳴った。 「……」 優香が顔を真っ赤にする。 その様子をみて、圭太がカラカラと笑って、優香のほっぺたに軽くキスをした。 「ね、一緒に朝ごはん食べにどこか行こう? 運動した後は腹、減るよね?」 そう言ってウィンクするものだから、優香はますます顔を真っ赤にした。 「……突っ張ってるけど、優香さん、ホント可愛い。純情だなー」 「……ってか、圭太、アンタ、慣れすぎでしょ。どんだけ女と遊んでんの? 年下のクセして」 「遊んでないよー。オレはいつも本気だもん」 「信じない」 「ホラホラ、意地張るのはこれぐらいにして、食べに行こう!」 圭太は優香の手を取ってベッドから優香の体を引っ張り出した。
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