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100㎏級決勝- 2年ぶりの優勝を狙う里山-高校生ながら初優勝を狙う上浦。 お互い、23歳と18歳と十分東京オリンピックを狙える。 若い上浦が序盤から攻めていく。 里山は手を着いてさばくが、そこまで上浦の技が効いているようには見えない。 逆に里山が内股で上浦を腹ばい。 上浦は高校生らしく、先に攻める。 1分45秒、上浦の小外刈りに里山は腹ばい。 これには館内が沸く。 直後、里山は上浦の動きを封じるようにがっちり組んで引き寄せると、迷わず内股へ。 上浦はきれいに裏返り、「一本!それまで!」 里山が2年ぶり2度目の優勝。 「同級生の峯山が全日本で優勝して、このままではダメだ。という危機感があった。縦井先輩を倒して世界で勝負したい。」 と里山はコメントした。
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