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Uno side
どうにか日高くんを黙らせて千晃のところへ行った。
宇「ふー。疲れたー。」
伊「だっちゃん、本当に何者なんだろね笑」
宇「不思議なやつだよ。」
伊「あ、そうだ!宇野ちゃん。転校生、噂どうりイケメンだったね!」
宇「そうなの?私、空見てて覚えてないやー笑」
伊「ははっ。そうだった。宇野ちゃん、空見てたんだった。」
ガラー
ブ「席ついてー。転校生を紹介します。北海道から来た西島くんです。」
にし、じま...?
西「あ、北海道から来ました。西島隆弘です。...」
たか、ひろ?
似てる。全てが似てる。名前も、声も、雰囲気も。
君にそっくり。もしかして...
「...たか?」
そう思った。あり得るわけないのに。
ふと空を見れば、息もできなくなるほどの美しさに心を奪われる。
君が好きだった青空。君と二人で見たあの日の空。君と過ごした日々が、色褪せぬまま脳内を埋め尽くす。
この空の美しさを。凛々しさを。切なさを。誰かとまた、感じたい。
宇「綺麗な青空だよね。」
そう呟いていた。
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