しあわせのすみか

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私はこの家が出来るまで、毎日ウォーキングを兼ねて忠雄さんへのお弁当を持っていっていた。 着々と出来ていく家に顔が綻んだ。 『あの時の笑顔と一緒だね』なんて忠雄さんは言っているけれど。 あの時の顔は忠雄さんを見てからのニマニマ顔だったのよ。
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