にゃんにゃん

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私の愛車は真っ赤なポルシェだった。 気晴らしに飛ばして、ストレスを発散させたかった。 しかし、その愛車の下に潜り込んで動かない野良猫がいた。 「おい。こら。のきなさいよ。そこらでウンコすんじゃないよ。ほら。シッシッ」 私は、ムシャクシャした気持ちをその猫に八つ当りした。 よく見るとちゃんと首輪をした白い綺麗なシャム猫だった。 しかし、私は動物は嫌いなのだ。 猫も犬も苦手だ。 「はよ。のかんか。こら」 私は大声を出した。
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