神様

2/17
前へ
/33ページ
次へ
日常から切り取られたような非日常の空間が 彼の部屋だった。 彼の部屋の匂い 髪の匂い シャツの匂い 全てが私の性的な興奮を司る脳をダイレクトに刺激する。 きっと私にとっての彼は神様で 私が欲しい時にすぐに 気付いて与えてくれる。 それがたとえ 悪い神様であったって 全然かまわない 目が合う度に 意識が飛んで 頭の中が真っ白になっちゃうようなキスを してもらうためなら なんだってできてしまう 神様からのキス… 私は神様に選ばれた たった一人の特別な存在なのだ。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

39人が本棚に入れています
本棚に追加