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私は不安で携帯の電話をもち、いつ千葉君から電話がくるかソワソワしていた。
「り~♪♪♪」
綺蘭:「もしもし、千葉君?」
千葉:「あっわりぃ。遅れた!あのさ、西条病院らしいんだけど、今薬で寝てるらしくて」
綺蘭:「そうなんだ。なんの病気かまではきけないよね?」
千葉君は息が一瞬止まったように言うのをためらっていた。
千葉:「あぃつ、一年前から心臓の検診でひっかかってたらしい。おれらには心配かけないように言ってなかったみたいだけどよ。心臓病らしい。難しい病気で手術もアメリカまでいかなきゃいけないっておばさんが泣きじゃくれるよう言ってた。」
綺蘭:「…………。そうだったんだ。」
私は言葉を失ったように何も言えなかった。
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