第1話

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 「俺が協力をしてもらいたいのは、シンキチの方なんだ」  ウシワカはシンキチに向き直った。  「お前に是非、協力してもらいたいことがあるんだ」  「いいですよ。他ならぬウシワカ様の願いとあれば、何なりと」  懐から扇を取り出すと、シンキチは口元を隠して微笑んだ。 
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