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痺れるほどの甘い甘いキスの予感に、壊れそうな程ドキドキしていたその時。
バンっ!!!!という衝撃音と共に。
「如月てめぇ!!」
そんな咆哮が響き渡った。
なにっ!?
驚きのあまり、乙女全開モードから我に返る。
ヤバイ。
いい感じだったのに邪魔しやがって……なんて、一瞬思ってしまった。
なんだよ、突然。
イラっとしながらドアに視線を向けると、俺様御曹司が飛び込んでくるところだった。
司っ!?
思わぬ司の登場に、なぜだかさっきのドキドキが戻ってくる。
なにこれ!
司を見た途端、謎にドキドキするんですけどっ!
『司=ヒーロー』の真実が調子を狂わせるんだと思う。
あ~~~~!!!!
アタシおかしい。
司なんて、ただのエロなはずなのにっ!
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