171人が本棚に入れています
本棚に追加
/444ページ
「おめでとう、星羅」
せせせせ星羅……!!
やばい。まじで爆発しそう。
胸きゅんどころの騒ぎじゃねぇ!
「あ、ありがとう。きさら……じゃなくて、す、す、昴……」
如月はもうアタシの執事じゃない。
でも「旦那様」もおかしいし。
地味に、なんて呼んでいいかもわからなくてもじもじと悩んでいたら、数日前に言われたんだ。
「昴と呼ばないとお仕置きですよ。わかりましたね?星羅」って。
まじ拷問!
鼻血出そう。
真田に負けない自信ある程に。
全身が熱くて今にも倒れそうなアタシの頬に、如月の綺麗な手がそっと触れる。
うわーうわーうわー。
如月のあまりにも綺麗な顔が近づいてきて、アタシは自然と瞳を瞑った。
最初のコメントを投稿しよう!