第1章
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揺れは、想像以上に大きく まるで、遊園地のアトラクションにいるみたいに思えた。 『凄い揺れでしたね!』 元は、散乱した物を押し退けながら言った。 『未裳座さんのお陰で助かりました』 埃が掛かったレンズをハンカチでも拭きながら辺りを見回す。 『未裳座さん?りんさん?』 元は、りんがいるはずの場所を確認したが 見当たらなかった…
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