第1章

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『地震、治ったかな?』 りんは、デスクの下から埃の舞ってる外に顔を出した。 『縦揺れからの横揺れ…怖かったな…竹井君、大丈夫?』 りんは、体を起こし周りを見回す。 『竹井君?場所を移動しましょう!次の揺れも近い様な気がするの!』 りんは、元を探したが見当たらない。 『竹井君…』 りんは、ドアが開いている事に気付いた。 『まぁ、避難してくれてたら幸いだけど…ちょっと、冷たくない?』 苦笑しながら呟いた。 『私も早く場所を変えないと…』 りんは、大きめなトートバッグに研究資料とレポートを入れてドアの外に出た。
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