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俺が笑っていると、藤原も笑いだした。
「そうだな。なあ、弘武、俺たちの一個下に名護がいたけど、
中学で気が付いていた?」
そういえば、全く気が付いていなかった。
「気が付いていないな」
中学時代は、目の前に藤原がいたので、そんなによそ見ができなかった。
「俺がいたもんな」
すっかり、藤原の自信も復活していた。
その自信のままで、藤原が名護と会ったので、話がすんなりとついた。
「……随分、元気になりましたね」
藤原も、自分の誕生日を台無しにされたので、かなりショックを受けていた。
「……快気祝いで、パーティーとなりそうだよね」
藤原は既に計画を始め、今度は会場をホテルにすると言っている。
そうすれば、全員が寛げる。
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