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車を藤原の部屋に回してもらうと、
佳親に帰りに寄って欲しいと連絡しておく。
「今日は、親父は佳親さんを離さないよ」
藤原をベッドに横にしたが、俺も抱き込まれていた。
「俺も弘武を離さないけどね」
俺の背から抱き込み、そのまま藤原が眠っていた。
俺は藤原の手を振りほどくことができずに、そのまま一緒に眠ってしまった。
気がつくと深夜で、藤原はまだ眠っていた。
しかも、将嗣と佳親まで、床で眠っていた。
「父さん?」
「弘武。ここまでたどり着いたけど、疲れて眠ってしまったよ。
帰らないと、季子に怒られる」
藤原親子を起こさずに、俺たちは帰る事にした。
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