ACT.2 推敲と推察

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ACT.2 推敲と推察

しかしながら、言葉を発さなくとも物語(ストーリー)と言うものは、進んでしまうものなのである。 ……………とは言ったものの、目的(コンセプト)も性別も謎に包まれたままのもやもや感を感じていらっしゃる方も少なくないはずだ。この世界があのゲームの中だと思い、進めていこう。 ここで推敲のお時間だ。皆さんは冒頭を覚えているだろうか。 《━━お決まりの魔物襲来から物語は始まる━━ ここは魔法技術最先端なのに貧困極まりない小国。毎度毎度、隣国やら他国、魔物に襲われ、散々な国である。しかも国の名を持たない。 取り敢えず国王の名前が名称になり、毎回変わる為に意味あるのは技術力だけ。 勇者など存在するわけもなくて、野望と欲望ばかりが錯綜する、嫌な世界ゲームである。》 そう、この冒頭だ。この内容から、この世界(ゲーム)の趣旨やこの世界は何なのかを推敲しよう。
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