第1章《魔王の双子》

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クティノス・エンペラー 「なるほど…双子の魔王子か」 クティノスさんはヘルムさんの腕に抱かれてる ヘルダークスにも視線を向ける クティノス・エンペラー 「フン…貴様にそっくりだな、サタン」 窓に体を挟まれたまま サタン様に視線を向ける 魔王サタン 「当然だ…私の息子達なのだからな… もう、良いだろ? 息子達の名前を教える義理はない…」 クティノスさんは左腕で窓と 体の間に空間を開けると 後ろに下がりバルコニーに自力で戻ると バルコニーから不適な笑みを私達に向けてくる… しばらくして後ろに飛び退くと 手すりの上に乗っかり 手すりの上で跳ぶと体を丸めて回転しながら バルコニーの上からいなくなった… 魔王サタン 「ふう…とんだ来客だった…」 サタン様は小さくため息をつくと あたし達に向きなおり 再びあたしの隣に腰かけると ヘルムさんからヘルダークスを抱き受け 再びベッドのふちに腰かけた… そうしてニフテリザさんが部屋に戻ってくる ニフテリザ・フリューゲル 「すみません…サタン様… 魔獣族の跳躍力が高いのは知ってましたが… さすがは魔獣族を統べる幻魔獣王です…」 ニフテリザさんが苦笑を浮かべる
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