第1章《魔王の双子》

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ママっていう響き…なんだかむず痒い その時、ドアの呼び鈴がなる 音が遠くに聞こえた… ヘルム=カヤール 「あ、ちょっと…みてきます」 穏やかに微笑んでいたヘルムさんは ハッとして玄関先に向かう あたし (魅咲 碧李亞) 「誰が来たんだろ…」 あたしはサタン様と赤ちゃん達と 待っていた… その時、バルコニーの下からヘルムさんの声がする… ヘルム=カヤール 「魔王さまー! 魔女街(ウィッチタウン)の占い師が来てますー お通ししましょーかー!!」 魔女街(ウィッチタウン)の占い師って アッラーフさんかな… サタン様は抱き上げていたヘルダークスを ニフテリザさんに預けるとバルコニーに出た 魔王サタン 「嗚呼…そいつにはお世話に なったからな…通してやれ!」 サタン様がバルコニーから下を覗きながら大声を出す ヘルム=カヤール 「分かりましたー!」 ヘルムさんの声はそれきり 聞こえてこない…サタン様が戻ってきた 魔王サタン 「占い師のアッラーフだ もうじきここまで上がってくるだろう」 サタン様があたしの隣にまた腰掛け ニフテリザさんはヘルダークスをサタン様に抱き渡し 彼はヘルダークスを受け止める あたしが抱いてるヘレナイトメアはなんだか楽しそうだ
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