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アッラーフ・ナビー=ナーガ
「いいんですよ、お妃様…」
へ…?
魔王サタン
「…彼女はなにもいってないぞ…?」
サタン様が首をかしげる
アッラーフ・ナビー=ナーガ
「すみません…この目を使ってる時は
ヒトの心が読めてしまうんです…」
あたしの腕に抱いてるヘレナイトメアは
アッラーフさんを微笑しながら見ている…
まだ、赤ちゃんなのに…なんか落ち着いてる…
アッラーフ・ナビー=ナーガ
「流石に無垢なるものの心までは読めませんが…
あなたが抱いてるのが
弟のデモンズ=ヘレナイトメア・ミソロヒー・イブリスイラー=サタン様…
魔王様が今、お抱きになってるのは
兄のデモンズ=ヘルダークス・ミソロヒア・イブリスイラー=サタン様…
ですね?」
さ、さすが…アッラーフさん
あたし
(魅咲 碧李亞)
「…は、はい…」
あたしは頷く、サタン様も頷いた
アッラーフさんはあたし達の目をみてくる…
目がそらせない…
アッラーフ・ナビー=ナーガ
「サタン様…碧李亞様には災難の相が見えます…
命に関わることはないですが…
あ、そうそう…この赤ん坊達にも
気を付けるように…
ハイハイしだしたら大変です、いや
喜ばしい事でしょうけども…
目を決して離さないように…」
最後のはなにか見えてたからなのかな…
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