第1章《魔王の双子》

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魔王サタン 「アッラーフ…彼女に見える災難の相… もう少し詳しくわからないか?」 サタン様は真剣な表情をする アッラーフ・ナビー=ナーガ 「ふむ…そうですね…未来の事なのでいつ 何が起きるかまではわかりませんが… ひとつはそこのバルコニーで… もうひとつは悪魔街(デビルズタウン)で… もうひとつは怪盗ジャンヌ・ダルク=クレスティフの 犯行予告で等…とにかく数えきれない… 碧李亞様はこの世界に愛されてますね」 うぇーっ、あ、あたしそんなに色々と 巻き込まれちゃうの…!? ヘレナイトメアはあたしを見上げると両腕を伸ばしてきた ヘレナイトメア・サタンJr. 「きゃっきゃっ!あばばっ?…あうあー!」 あたしを励ますように言葉にならない声をだす  ヘレナイトメアに少しだけ落ち着く… アッラーフ・ナビー=ナーガ 「ふむ…バルコニーには白い大きな魔獣がみえます…」 この場にいる全員、あたし含めて バルコニーに視線を向ける アッラーフ・ナビー=ナーガ 「あ、すみません…現在ではなくて未来の事です 悪魔街(デビルズタウン)には───ッく…」 アッラーフさんが片目を抑えて眉間にシワを寄せる あたし (魅咲 碧李亞) 「あ、アッラーフさん?」 あたしは思わず彼に声をかけていた
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