第1章《魔王の双子》

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ルシファーさんかな… あ、でも…魔性の森から来てるヒトは もう一人いる、そう…クティノスさんだ… あたしはベッドの上で座ったまま バルコニーにいるサタン様の背中を見ていた 魔王サタン 「…クティノス!なにしに来た…! ニフテリザ、そいつは通すな!」 サタン様がバルコニーからニフテリザさんに指示を出す 魔王サタン 「我が妃は出産したばかりで 体調がまだすぐれないのだ…!」 クティノスさんに言ってるみたい… 魔王サタン 「…!…」 サタン様が慌ててバルコニーから部屋に戻ってきた… それとほぼ同時にクティノスさんがバルコニーに現れる! こ…ここは…5階なのに!? クティノス・エンペラー 「赤子の顔ぐらい…見せてくれても 良いじゃないか 彼女の様子も気になるしな?」 クティノスさんが部屋に入ろうとすると 窓が不可視の力で閉じられる… 体を半分挟まれたクティノスさんだけど 顔色ひとつかえず舌打ちするだけだった クティノス・エンペラー 「ほぅ…思ったより元気そうだな」 クティノスさんがベッドの上にいるあたしに 視線を向けると微笑する… 次に視線を向けたのはあたしの 腕に抱かれた眠ってるヘレナイトメア… image=503338853.jpg
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