第1章《魔王の双子》

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アグノス・ジャヴォール 「とりあえず…今日はもう休んだら…?」 アグノスさんがあたしの体を気遣ってくれる… あたしはサタン様に視線を向けた 魔王サタン 「…ああ、そうだな… 私も休むとしよう すまない、アグノス、ニフテリザ、ヘルム 私と我が妃の子達を頼む…」 アグノスさん、ニフテリザさん、ヘルムさんは頷くと あたしはアグノスさんに眠ってるヘレナイトメアを 起こさないようにそっと抱き渡した… サタン様はニフテリザさんにヘルダークスを抱き渡す 赤ちゃん達を抱き受けたニフテリザさん達は 部屋から出ていった… あたし (魅咲 碧李亞) 「あの…サタン様、子供達はどの部屋に?」 あたしは彼を見上げながら首を傾げる 魔王サタン 「ああ…この5Fの螺旋階段のそばだ… 子供部屋を作ったんだ… お前が気を失ってる間にな」 い、いつの間に… 魔王サタン 「その子供部屋の前の壁には 硝子(グラーザ)を入れてない窓枠を作った 常に新鮮な空気が入るようにな…今度、案内する…」 あたしは安心して頷く 赤ちゃん達の部屋が同じ階にあるんだ… ふかふかのクッションに抱かれ あたしはいつの間にか眠りについていた…
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