第1章《魔王の双子》

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あたしの可愛い双子の赤ちゃんだわ…! サタン様とアグノスさんが あたしのそばに近づいてきた! アグノス・ジャヴォール 「ふう…あんたが気を失った時は オレも魔王さんも…焦ったんだ… でも、オレが作ったスープを 全部飲んでくれた… ほら…その器…ちょっとかして…」 アグノスさんはあたしが持ってる 器を片手で回収するとそのかわりに 赤ちゃんを抱かせてくれた…! サタンJr.(兄) 「ばぶばぶぶ…!」 あたしの鼻や頬を触ってくる…可愛い… 魔王サタン 「こっちは…双子の弟だそうだ…」 サタン様の手にはパパに抱かれてる お陰か安心してるもう一人の赤ちゃんがいた あたし (魅咲 碧李亞) 「あ、サタン様…アグノスさん…赤ちゃんの 名前なんですけど…」 アグノスさんは肩をびくりと動かす アグノス・ジャヴォール 「お…オレに…そんな権限はない… ふ、二人で考えろ…」 アグノスさんはそうは言うものの どこかそわそわしている… 魔王サタン 「いや…これは我が妃の お願いであり私からの命令だ…」 サタン様が微笑を浮かべながら アグノスさんをみる アグノス・ジャヴォール 「う…っ、わ、分かった… そ…その…名前は…魔王さんの名前を もとにすればいいと思う… 魔王さんのフルネームは… デモンズ=アルナール・アサティール・イブリスイラー=サタン…」 あたしは頷く
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