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「葉瑠、俺も入るわ」
目の前には見事な裸体をした楢崎くんが立っていた。
贅肉のない上半身は胸筋や腹筋が綺麗に整い、たくましい腕からは血管が浮き出ている。
そして、その下は…
「きゃぁっ」
まるで近所迷惑かのような叫び声がバスルームに大きく響き渡る。
瞬時に後ろを振り向いて、彼の裸を見ないように視線を逸らした。
「…そんな驚かなくても」
初めて風呂に入る訳じゃないんだし、と笑いを押し殺すような声が降ってきたけれど、頑なに逸らす。
「だ、だって…はっ、裸…!」
「風呂だから当たり前だろ」
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