①彼女は俺の××。

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「そ、そうだけど…」 彼とお風呂に入るのは、想いが通じ合ったあの日以来だ。 それからも、何度か一緒に入ろうと誘いがあったが、私はやんわりと断り続けていた。 なぜかと言うと、一緒にお風呂に入った夜は記憶が飛んでしまうほど彼に翻弄されてしまうからだ。 普段の夜の営みでさえ限界に達してしまう私にとって、お風呂での情事は難易度が高すぎる。 それに、今日はお腹いっぱいになるまで夕食を頬張ったし、腹八分目を通り越して食後のデザートまで頂いてしまった。 幸せ太りからか、彼と暮らし始めて2キロも体重が増えてしまったのだ。 元々の体質もあるせいか、食後になるとお腹がたぷんと膨らんでしまうのも悩みの一つである。
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