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「ほら、こっちおいで」
「ひゃっ」
そのままお腹を撫でるように引き寄せられると、一瞬のうちに背後から抱き締められてしまった。
彼の長い脚の間に割って入るような姿勢。
私の背中と彼の胸板が密着していて、背後から伝わる彼の熱にどうにかなりそうだった。
「ん…っ」
密着された肌が解放されたと思うと、彼の唇が耳元を掻き分け、耳朶に触れた。
「ま、待って、楢崎く…」
痺れるような感覚に、次第に身体が熱を帯びていく。
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