番外編 彼女は俺の××。① 葉瑠・怜斗編

①彼女は俺の××。

「楢崎くんのばか。
気にしてるのに…」

ふっくら頬を膨らませて、そっぽを向くように呟いた。

こんなことならダイエットに励んでおくべきだった。

彼に背を向けたまま、ゆっくり下腹部に視線を移すと、指でお肉の感触を確かめた。

うぅ。やっぱり太った…。

「ごめんって。
ちょっとふっくらした方が可愛くていいよっていう意味で言ったんだけど」

クスッと、後ろで笑う彼の声がなんだか楽しそうだ。