830人が本棚に入れています
本棚に追加
彼の艶めいた声は私達の空気を一瞬で変えた。
引き寄せ合うように視線を重ねると、彼から優しいキスが落ちてくる。
「……ん」
重ねられた唇が離れても、すぐにまた押し当てられる。
その吐息は次第に熱くなり、
意識が遠のいていきそうな私を置いて、彼は何度も甘く吸うような口づけを繰り返した。
腰に回していた彼の手が撫でるようにウエストのくびれに移動し、ゆっくり戻していく。
その手の動きに思わずピクッと背筋を反らした。
最初のコメントを投稿しよう!