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地面すれすれに流れていた黒い霧を 弓月丸の矢で 消し去った 途端
霧に隠れて忍び寄っていた 黒い鼠たち一斉に皆に 襲いかかりました。
皆 刀や弓で応戦するも
いきなりの奇襲に戸惑い
弓月丸 第二矢を放つ間もなく 近くまで迫られ、弓で 弾き飛ばし。
また力童丸も 白夜を使う間もなく 山刀で切り払っています。
皆 防戦一方
雷禅
一瞬にして 数匹の黒い鼠たちを切り払い
雷丸を 大上段に 構え
いやあーーー!!!!!
かけ声とともに、大地に 雷丸を突き刺しました。
雷鳴 轟く空気の震動が。。。足元の 黒い鼠たちを全て
消し去り
一息
川筋とは反対側の
山側 木々が生い茂る中にある小道。。。。そこに立つ祠を
指差して。。。
皆 そちらへ駆け込みました。
祠に皆入るや 弓月丸 直ぐに 鏑矢で結界を張って
ひと安心
「御大将 ここに前線基地用意しておいて正解でしたな」
「やつら 無尽蔵に湧いてくるようじゃな」
「やはり 次は、ここから鏑矢で、川筋を撃ち抜き。蛇たちを牽制しつつ進むしか」
と話している 時
力童丸が「大将 おいらここで、休ませて」と。
珍しく弱音を。
一同 力童丸を見やれば なんと 右足に鼠に咬まれたのか?傷痕が。。。。
「力童しっかりせい」と。
励ましつつ
美鈴御前 懐より守り袋とりいだし。
中から 仙薬をの飲ませて
また弓月丸も 塗り薬を傷跡に。。。
「美鈴よ。力童をみててくれや。弓月。鏑矢で 川筋を撃ち抜き 黒い蛇の動きを
封じよ!」
敵はこちらの状況を知ってか?知らずか?
直ぐに押し寄せて来るようでもなく
「まあ。御大将、一刻もあれば 力童も動けるでしょう。ならばそれまでに」
と弓月丸
祠から外へ 飛び出して。。。。。。
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