第1章

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地面すれすれに流れていた黒い霧を 弓月丸の矢で 消し去った 途端 霧に隠れて忍び寄っていた 黒い鼠たち一斉に皆に 襲いかかりました。 皆 刀や弓で応戦するも いきなりの奇襲に戸惑い 弓月丸 第二矢を放つ間もなく 近くまで迫られ、弓で 弾き飛ばし。 また力童丸も 白夜を使う間もなく 山刀で切り払っています。 皆 防戦一方 雷禅 一瞬にして 数匹の黒い鼠たちを切り払い 雷丸を 大上段に 構え いやあーーー!!!!! かけ声とともに、大地に 雷丸を突き刺しました。 雷鳴 轟く空気の震動が。。。足元の 黒い鼠たちを全て 消し去り 一息 川筋とは反対側の 山側 木々が生い茂る中にある小道。。。。そこに立つ祠を 指差して。。。 皆 そちらへ駆け込みました。 祠に皆入るや 弓月丸  直ぐに 鏑矢で結界を張って  ひと安心 「御大将 ここに前線基地用意しておいて正解でしたな」 「やつら 無尽蔵に湧いてくるようじゃな」 「やはり 次は、ここから鏑矢で、川筋を撃ち抜き。蛇たちを牽制しつつ進むしか」 と話している 時 力童丸が「大将 おいらここで、休ませて」と。 珍しく弱音を。 一同 力童丸を見やれば なんと 右足に鼠に咬まれたのか?傷痕が。。。。 「力童しっかりせい」と。 励ましつつ 美鈴御前 懐より守り袋とりいだし。 中から 仙薬をの飲ませて また弓月丸も 塗り薬を傷跡に。。。 「美鈴よ。力童をみててくれや。弓月。鏑矢で 川筋を撃ち抜き 黒い蛇の動きを 封じよ!」 敵はこちらの状況を知ってか?知らずか? 直ぐに押し寄せて来るようでもなく 「まあ。御大将、一刻もあれば 力童も動けるでしょう。ならばそれまでに」 と弓月丸 祠から外へ 飛び出して。。。。。。
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