第1章

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雷禅と 弓月丸の とった 作戦 に かかったのか? 黒い鼠軍 今度は 雷禅の方へ 二重三重 となって 波状攻撃を 仕掛けてきました。 しかし 雷禅 慌てることなく また 雷丸を 地面に 撃ち込み 衝撃波で 敵を粉砕しています。 その時 雷禅の視界に 川筋の方から 一体の 巨大な黒い熊のような もののけが 現れ 近づいてくる のが 入りました。 「おいおい、今度は熊かよ!まったく、手を変え品を変え。よくやるのぉ」 雷禅 今一回 雷丸の雷撃で 黒い鼠たちが 近寄れぬように 粉微塵に 破砕 して 黒い巨熊を 迎えうちます。 熊 突如 四足に 力を込めて かなりの早さで 突っ込んできました。 雷禅 ひらりと かわして 雷丸で 切りつけるも 向こうもかなり 俊敏な 動きで かわします 「これはちと面倒かのぉ」 雷丸で倒すには やはり 切り裂くしかないが やつは その距離をうまく 見計らって 寸前のところで かわされます。 こうなると 弓月丸の弓矢や 力童丸の 長い棍棒の方が こいつと 戦うには有利だと 思うも 致し方ない。 雷禅 決心したか 巨熊が突っ込んできたのに、刀を構えず 真っ正面から 迎える素振り 敵は ここぞ!と さらに 速度を増して突っ込んできました。 すわ! なんと 雷禅 両足で力いっぱい 地面を 蹴り 熊の頭上へ 舞い上がり。 一閃。 雷丸の 斬撃! 真上から じゃきーーん! 真っ二つに 切り裂きました。 「手をかけさせおって」 しかし 熊と雷禅 一騎討ちしているうちに また しぶとくも 黒い鼠たち 集結して 道を 塞いでいます。
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