彼女は俺の××。②

3/32
前へ
/32ページ
次へ
誰かに言うと、乙女かと笑われてしまいそうだから言えないけれど、私はお守りのように大切にしていた。 …なんだか、集中できないなぁ。 今日はやけに身体が重く感じるのは、事後特有の気だるさが残っているからだろう。 昨夜の情事が頭を過って、顔が熱くなるのを感じた。 「……さん」 ぽぅっと、昨夜の彼に浸っていると、 「白河さん!」 突然、大きな声で名前を呼ばれた。 「はいっ!」 慌てて返事をして見上げた先には、困ったように笑う神谷センター長がいた。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

748人が本棚に入れています
本棚に追加