彼女は俺の××。②

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「ハハ。怒っていないから顔を上げて。 すぐ信じるんだから、白河さんは。ほんと素直だね」 どうやら、ただ単にからかわれただけだったらしい。 時折、神谷センター長はこんな子どものような笑顔を見せる時がある。 彼が実年齢より若々しく、そして爽やかなのはこの笑顔も理由の一つにあるだろう。 「でも、最近集中力が欠けていたのは事実ですから…以後気をつけます」 「別にミスしているわけじゃないんだから。 白河さん、着任してからずっと働き詰めだったでしょ? 仕事中に息抜きすることも大事だよ。 それに、最近は早く帰りたいのか定時で上がれるように頑張っているみたいだしね」 いい傾向だよ、とセンター長は満足げに笑った。
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