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なぜ、オレはこんな夢を見るのだろう。
通勤途中、スマホで検索をかけてみる。
堀江俊 四井達樹 四井グループ
どれも同じ。そんなのは、アニメも漫画も小説も、全くヒットしなかった。
オレと何か、関係があるのだろうか。
会社に着いて、同僚の女史にも、夢の話を訊いてみた。
BLの気があるんじゃないのと、茶化されただけだった。
その後は、いつもの仕事に追われて、そんな話は忘れた。
デスクワーク。
作業員の管理。
元請けさんとの対応。
時間に追われるくらいだから、当たり前だろう。
ただ、寝る前には思い出した。
また、見るのだろうか。あの夢を。
「俊、もう一度言ってみろ」
「しつこいな、別れるって言ったんだよ」
目眩と吐き気がした。気をしっかり持っていないと、ぶっ倒れてしまいそうだった。
だけど、オレの決意は変わらない。
「ふ、ふざけるなよ、突然なんだよ、まさか、父さん、三井に何か脅されたりしたのか?」
心臓をグサリと刺された気がした。
でも、耐えなきゃならない。心に決めた思いを、変えちゃならないんだ。
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