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「……」
いつも寝に帰るだけに使う部屋に帰って、ベッドに女を投げる。
履いていたヒールを脱がせてゴミ箱に捨て、スカートをめくり上げて下着を下して、カラダを繋げた。
突き立てた女の中は乾いていても、俺は構わず貫いた。
「……」
「イイ……ぁっ」
俺のうめき声だけが響く。
掠れる声どころか息もコロシテ、女はニンギョウの様に静かだった。
何も感じないのか?
「………」
「ッぅ……ハッ…」
変な感覚がしてきた。
こういうのは、初めてだった。
初めてで、でも、いつもより感じる快感は刺激的だった。
俺ばっかよがっているから、まるで抱かれているみたいで。
服の上から胸を、腰を、尻をまさぐる。
服を脱がす暇も惜しかった。
「ぅ……ィク……」
女は、ピクリともせず、ただ正面だけを見据えていた。
自分だけが快感にビクビク震えているのが、滑稽だった。
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